留学で注意すること
留学はとても良い経験であり楽しいことも多いのですが、注意するべきこともたくさんあります。留学に行くのは、10代から20代前半の若い人が圧倒的に多く、その中でも海外経験が豊富という人は少数でしょう。しかも、添乗員が常に手配や配慮をしてくれるツアーとは違い、基本的には一人で身の回りのことをすべてやらなければなりません。現地で出かける先も、観光客が行かないような場所に行くことも多くなりますし、外国人の知り合いも増えるでしょう。積極的に友達を作らないと留学を満喫できないことから、普段よりもオープンに人と接することも増えるかもしれません。こうした中で、留学生が最も気を付けなければならないのが安全面です。日本は世界有数の安全な国であることから、どうしても日本人は危機意識が薄くなりがちです。街中で犯罪に巻き込まれるということは日本にいればまずありませんし、人にだまされることもあまりないでしょう。そんな中で育った若者が、海外に行くからと言って急に危機意識を持つのは難しいのも確かです。出発前は気を付けようと思っていても、長く滞在するうちに慣れてしまうこともあります。「自分は旅行者ではなく、ここに住んでいる」という気持ちが油断につながることもありますので、常に安全面に関しては注意を払い続けることが大切です。また、留学する際に留学斡旋業者に依頼する人は、業者選びから慎重に行う必要があります。業者によって費用はずいぶん違いますから、良心的な業者であれば費用を抑えることもできますが、逆に安すぎる場合は現地での不都合が生じることもあるので注意するべきです。実際にその業者を通じて留学した人の話を聞きながら、業者を選んでいくとよいでしょう。いずれにしても、外国で暮らすとなると日本での習慣とは違うこともたくさんありますし、ホームステイとなるとさらにそれを感じることも多いはずです。それを異文化体験として楽しめるかどうかも留学成功のポイント。友達やホストファミリーにいろいろ教わりながら生活するという姿勢も大切です。最後に、滞在中に怪我や病気になるということも考えられますので、その時にどうすればよいのかは、事前にチェックしておくようにしましょう。