海外インターンシップ
インターンシップという制度は最近国内でもよく使われるようになりましたが、もともとは学生が就職を行う前に、社会経験として企業で働くことを言います。もちろんアルバイトも社会経験の一つではありますが、どうしても販売や接客のような職種に偏りがちです。それに対して、インターンシップの場合は、一般の企業で職務体験を行うため、社会に出た後のイメージがしやすいというメリットがあります。海外インターンシップは、これを海外でおこなうもので、海外の企業で実際に働くことを目的とした留学です。学生だけではなく、数多くの社会人が参加しています。
海外インターンシップを行うときには、留学斡旋会社に手配を依頼するのが一般的でしょう。内容は、希望の職種や英語力によっても異なります。インターンシップとはいえ、海外の企業で外国人と一緒に仕事をするのですから、日常会話はもちろん、ビジネス会話もある程度できないと困ります。そのため、インターンシップのみを目的とした留学で、渡航後すぐにインターンシップを行いたいというのならば、相当の語学力が必要になるでしょう。インターンシップをしたいけれども、そこまで語学力に自信がないという場合には、語学学校に通ってからインターンシップを行うという方法があります。語学学校によっては、語学がある程度のレベルに達したところでインターンシップを行う企業を紹介してくれプランもあるので、そういったところを利用すれば安心です。ただし、こうして語学学校の斡旋で行うインターンシップの場合には、留学生として海外経験を積むというのが目的となることから、無給である場合も多く、アルバイト感覚で行くとちょっと違和感を覚えるかもしれません。もちろん有給のインターンシップもありますが、その場合はそれに見合った仕事をすることが求められるので、高い語学力と場合によっては実務経験が必要になります。インターンシップを行っている国はアメリカやオーストラリアなど様々ですが、中国やイタリア、スペインなど英語圏以外の国でも行われているので、語学を学んでいる人はチェックしてみるといいでしょう。