留学ローンって?
留学はいつでも行けるものではありません。やはり本格的に仕事を始めていない学生のうちでないと、数週間や数か月、場合によっては数年に及ぶ留学に行くことは難しいでしょう。しかし、困ったことに留学には多くの場合多額の費用が掛かります。留学したいけどお金がない、という場合には、働いてお金を貯めてから留学するという方法もありますが、就職してから留学するというのは時間的にも無理がありますし、そもそも希望の職に就くために留学するという場合には先に留学をしないとどうにもなりません。そんなときに使うのが、留学ローンです。
実際には留学ローンという名で融資を行っている金融機関は少なく、教育ローンやフリーローンを使って留学することになります。金利や返済期限の面で最も望ましいのは国の教育ローンですが、これは所得や留学先に制限が設けられています。子供の数によって制限される所得が異なりますし、留学先も高校や大学、大学院、専門学校などに6か月以上留学する場合であり、語学留学には適用されません。国の教育ローンが使えなかった場合には、一般の金融機関の教育ローンを使うという方法になります。この場合は国の教育ローンに比べると金利は高くなりますが、それでも他のローンに比べると割安です。それでも無理という場合には用途を教育資金に限らず何にでも使えるフリーローンになります。金融機関で借りるローンは金利や返済条件との兼ね合いになりますので、いくつかの金融機関を検討してもっとも条件の良いところで借りるようにしましょう。また、教育ローンを借りる前に、奨学金が使えないかどうかも調べておくべきポイントです、返済不要な奨学金は通常成績優秀者などに限られますが、返済が必要な奨学金も格安の金利や無金利で使うことができる場合があります。まずは奨学金の有無を調べてから、国の教育ローン、金融機関の教育ローン、フリーローンという順でしょう。ちなみに教育ローンはどれも安定した収入があることが条件となりますので、借りるのは親になるということも覚えておきましょう。