PC・携帯は?
留学先でパソコンや携帯電話が使えるかというのはとても重要な問題です。パソコンは学校のレポート提出や授業で必要な情報収集にも必要ですし、日本の家族や友人と連絡を取るにしてもメールが使えないと不便でしょう。また、インターネットが使える環境であれば、スカイプなどを使うことによって国際電話の高額な料金を支払うことなく通話することもできるのです。できることなら留学先でパソコンや携帯電話を使いたいというのは当然のことでしょう。
まずパソコンですが、やはりある程度高価なものになりますので、現地で買うよりは持参するのが一般的です。ただし持参したパソコンを海外で使う時には、電圧や、電話回線、プロバイダーなどが問題になります。電圧に関しては他の電化製品同様、変圧器を使用すれば大丈夫ですが、電話回線は留学先のインターネット環境によって大きく左右されます。無線LANが使用できる環境であれば、ホストファミリーの協力があれば問題なく使えるでしょう。ただし、国によってはパソコンに内蔵されている無線で対応していない場合があるので、事前にメーカーなどに確認をしておくのがおすすめです。国によっては、プリペイド式のUSBブロードバンドなどが普及しているので留学生には便利です。プロバイダーは現地にアクセスポイントがあるプロバイダーであればそのまま使えますし、現在使っているプロバイダーのアクセスポイントがない場合には、アクセスポイントを持つプロバイダーと新たに契約しておくという方法があります。また、現地で新たにプロバイダーと契約するという方法もあります。パソコンがあると、調べ物やメールのやり取りなどに便利ですが、短期間の留学の場合は持参しなくても学校の共有パソコンやネットカフェなどで十分な場合もあります。設定の手間や荷物を考えたら、パソコンは学校のものを利用して、最低限の調べ物はスマートフォンで行うという人もいるでしょう。
携帯電話の場合は、日本で使っているものを使うという方法と、海外で購入またはレンタルするという方法があります。日本で使っているものを使うには、事前にキャリアに国際使用の手続きをしておくことが必要な場合があるので、確認しておきましょう。ただし、日本の携帯電話会社との契約のもとに海外で電話を使うと、どうしても料金が高くなりがちなので、長期の留学の場合には現地で携帯電話を購入するのがおすすめです。できるだけ電話料金を使わずに携帯電話を使いたい場合には、日本からスマートフォンなどを持参して、Wi-Fiのあるところでだけ使用するというのがおすすめです。これならば料金は不要ですし、海外ではWi-Fiポイントは学校を含めてかなりたくさんあります。どこでも電話を使うというわけにはいきませんが、メールのやり取りはできますので、あまり困ることはないでしょう。それで不便なようならば、現地で携帯電話を購入するという感じでいいのではないでしょうか。