ホームステイか寮か
海外に留学をする場合、滞在方法としては学校の寮に入るかホームステイをするのが一般的です。どちらもメリット・デメリットがあるので、それを踏まえて好みの方法を選ぶとよいでしょう。
ホームステイとは、現地の一般家庭に滞在する方法です。基本的には個室と朝夕の食事が提供されるので日々の生活に不安はありませんし、困ったことがあれば大抵のホストファミリーは相談に乗ってくれます。慣れない土地での相談者がいるというだけでもホームステイには安心感があるかもしれません。しかも、毎日の食事は現地の家庭で実際に食べられているものを一緒に食べるわけですから、海外体験を満喫したいという人にもピッタリでしょう。ただし、ホストファミリーは渡航前に面接のように実際に会ってから決めるのではなく、基本的には学校や留学斡旋会社が手配してくれたところに行くことになるので、実際に行ってみたら相性が良くなかったという人もいます。また、同じように留学していても、自分のところは友達のホームステイ先より食事が粗末だったり部屋が狭かったりということもあるでしょう。その家のルールにしたがって生活することも必要なので、多少理不尽なことを言われることもあるかもしれません。行ってみなければわからない、これこそがホームステイのリスクだといえるのです。その点、寮の場合は部屋の優劣があるわけではないので、比較的条件面での不安はないでしょうが、二人部屋という寮も多いので、そうなるとやはり相性は大切になります。また、一人部屋の場合は嫌な相手と同部屋になる心配はありませんが、積極的にいかないとなかなか友達ができず部屋で一人で過ごしてばかりだったということにもなりかねません。逆に、寮に友達がたくさんできれば、いろいろな国の人と交流ができ、海外生活を存分に楽しむことができるはずです。ホームステイと寮では費用の面ではそれほど大きな違いはないので、自分が体験してみたいほうを選ぶといいでしょう。