留学先でアルバイトをしたい
留学には何かとお金がかかりますから、その費用対策の一環として現地でのアルバイトを考える人も多いでしょう。外国でのアルバイトは、とてもよい経験になりますから、できるものならやりたいところですが、ビザの関係などもあってあまり簡単にできるとは言えない状態です。基本的には留学生は勉強をするために入国しているのですから、そこでお金をもらって働くのは就労とみなされてダメだというケースも多いのです。こうした制度は国によって違うので、自分の行こうとしている国がアルバイト可能かどうかは調べていく必要がありますし、どうしてもアルバイトがしたいというのであれば、アルバイト可能な国を選んだり、ワーキングホリデーのビザを申請するのがおすすめです。
アメリカの場合は学生ビザでの留学生が働くことは基本的にできないことになっています。語学留学の場合はアルバイトは不可で、正規留学で渡米し、アルバイトをしても学業に差支えがないと大学側に判断された場合のみ、2年目からアルバイトをすることが許されます。とはいえ、大学キャンパス内での仕事であり、時給は高くないので、資金の足しにというのは難しいでしょう。カナダやニュージーランドでも語学留学生が働くというのは難しく、正規留学生であればある程度働くことは可能です。イギリスの場合には規定の時間内であれば働くことができます。オーストラリアも就労許可の申請によって働くことはできますが、期間が合えばいっそワーキングホリデーでの入国にしたほうが自由がきくかもしれません。いずれにしても、語学留学の場合は語学の勉強が必要な程度の語学力で仕事をするのですから、アルバイト先も限られますし、仕事がうまくいかないこともあるかもしれません。正規留学の場合には語学力に問題はないかもしれませんが、通常の学生よりもさらにハードな勉強の合間にアルバイトということになるので、かなり大変な生活になる覚悟がいります。いずれにしても、留学先でのアルバイトというのはいいことばかりではありませんが、学校ではできない経験ができるのも確かです。チャンスがあればチャレンジしてみてもいいでしょう。